1950-07-28 第8回国会 衆議院 考査特別委員会 第4号
われわれがよく調べたところによると、山下重行というのは、これは大きなボスなのです。川合又吉という人はりつぱな紳士です。この七十幾つの老人が陳情に来たというのはわかります。三重燃料株式会社があなたの方へ、前課長なら前課長の方へ来たということはよくわかる。
われわれがよく調べたところによると、山下重行というのは、これは大きなボスなのです。川合又吉という人はりつぱな紳士です。この七十幾つの老人が陳情に来たというのはわかります。三重燃料株式会社があなたの方へ、前課長なら前課長の方へ来たということはよくわかる。
あなたのときか、あなたのときでないかわかりませんが、岡山の木炭事務所から、十万円ほどの金を山下重行なる者が——これは知つておりますか。
これは山下重行というのはただその会社のいわゆる指定集荷業者の一職員であります。私どもといたしましては、指定業者から出なければ買えません。私どもとしては指定業者にそのわくを与えたということでありますが、山下重行は直接関係なし。
○本多証人 それは私たちの出しております文書で明らかでありますように、木炭事務所長は三月に三重県の林産燃料株式会社の支店長名義の山下重行氏に、十万俵の木炭代金として一千万円を支拂つたのであります。ところがこの木炭は全然皆無であつて、完全に空気木炭である。いわゆる空気木炭に一千万円を支拂つておるということであります。
○井上(良)委員 ちよつと証人に伺いますが、第一は、この文書によると山下重行が昨年の暮れに「農林大臣周東英雄氏に、三重県大杉谷開発計画を申出で、四千万円の資金を獲得せんとした。」こうなつておりますが、この三重県の大杉谷の開発計画を申出でという内容は、どういうことですか。おわかりでしたら……。
この文書を見ますと、問題の中心人物は山下重行なる者でございますが、山下重行氏はいかなる人物と思つておられるかということを私は伺いたい。というのは、私は実は三重県選出の民自党の代議士であります。この人は民自党の関係は大してない男であります。私も二、三会つたことがありますが、まだ深い交渉は持つておりませんので、どういう人物か詳しくのみ込めないのですが、民自党との関係は少くともそう密接ではない。
この卸売会社の支店長名儀の山下重行氏に、十万俵の木炭代金として一千万円を支拂つたが、この十万俵の木炭は全然空気木炭であるという事実が不正摘発委員会の調査によつて明かになつた、こういうことであります。